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生前整理、エンディングノートについて考える
生前整理という言葉を耳にする機会が多くなってきているように感じます。高齢化が進み、団塊世代が定年退職していく中で、必要性があると考えられてきているということなのでしょう。では、生前整理には何をすれば良いのかをまとめていきたいと思います。
まず生前整理にかかせないものはエンディングノートです。エンディングノートとは、残された遺族に伝えるべき事をノートにまとめる事です。それは家族への愛情を言葉に残すことや、自分の死後に残された遺族が困らぬよう、財産や大事な物の保管先など具体的な記録をまとめるのである。では、実際にエンディングノートを書く際の内容について説明をします。
エンディングノートの記載内容について
・自分自身についての詳細
生年月日、本籍、家系図、など自分にまつわる全ての情報
・相続対象になりうる資産
預貯金、証券口座、土地、建物など、証書の場所や資産価値
・金融情報
銀行口座やクレジットカード。保有している内容と保管場所とパスワードなど
・親族及び関係者の情報
葬式の際に連絡が取りやすくなるように、関係性と連絡先など
・葬式やお墓の詳細
連絡をする相手や、入るお墓の場所などについて
・パソコンの情報
大切なファイルの保管場所やパスワードなど
・遺族への言葉
残された遺族ひとりひとりへのメッセージなど
おもに上記のような内容をまとめていくのが良いでしょう。もっと簡単にわかりやすくするには、エンディングノートを買ってしまうのも一つの手です。探せばインターネットでも注文ができますし、数百円程度で買える物もあります。
または、エンディングノートの書き方についての本なども多数出版されていますので、探してみるのも良いでしょう。
なお、遺言についてはエンディングノートとは別に作成するのが良いでしょう。エンディングノートでは、作成した日などもわかりづらい為、遺言としての効力は弱いとされています。
人間誰しも死についての予定はわかりません。万が一に備えエンディングノートを作ってみてはいかがでしょうか?自分の半生を振り返ることにより、今見えないものが見えて来るかも知れませんよ。